障がい者を在宅介護、または病院・介護施設などで介護する中で、下着や洋服の着替えに戸惑ったり困った経験・体験ありませんか?

”前あき”と”丸首かぶり”
私の父は脳出血で倒れた初期段階では自分で自分の身体を動かせない状態だったので

最初はこちらの
在宅介護でラクな寝返り・シーツ交換・着替えなどの介護経験談
で書いた、タオル移動を使った簡単移動で着替えをしていました。

このタオル移動の着替えは”前あき”でも”丸首かぶり”でも使えます。
着替えの仕方の順番は「右⇒頭⇒左」(その逆も同様)何回か試してみると手早く簡単に出来るようになります。

その後、上半身を起こせる様になり今現在は在宅看護、病院に入院中や寝たきりの時はパジャマが中心でしたが、今はリハビリ・病院・介護施設などなど出掛ける用事も想像していた以上に多くなり普段着などいろんな服を着るようになりました。

そこで親子でどうしたら早く簡単に着替えが出来るか考え、まず”丸首かぶり”です。
これはその方の障害や身体の状況で変わりますが、いろんな身体の状態を介護してきた経験・体験から、右半身または左半身に障害のある方でもラクにできる方法で、まず頭からかぶるよりも手から!やり方は2通りあります。

1つ目
右手⇒左手⇒頭⇒身頃を下げる
この時の手の順番ですが、「きき手じゃない方!」の手から入れるとラクに出来ました。

2つ目
右手⇒頭⇒左手⇒身頃を下げる
この時もまず使いにくい方の手から入れると頭を入れた後がラクになります。

次に”前あき”ですが、介護現場の我が家では”スナップ”が大活躍しています。チョットしたひと手間を加える事で、その後の介護、着替えが凄くラクになりました。

”スナップ”の使い方ですが

「ファスナー」の物は布地が重なっている所に数箇所、間隔を置いてスナップを付けます。ファスナーはそのまま付けて置くとリハビリなどで元気になった時に使えますし、ジャマであれば細かく取らなくても布地の付け根から縦に切り取ってしまう事もできます。

「ボタン」の物はボタンの位置にスナップを付け替え、取ったボタンは上になる身頃に飾りボタンとしてつけました。気にならない方は飾りボタンはいらないかもしれませんが、ただこの時、飾りボタンがないとボタンホールの穴が見えてしまいます。

スナップ付けは結構時間がかかるので、私はスナップ付けを夜遅くに!とか、何かの時間をつぶして!とかしないで、父がリハビリをしている時、そばで見ているだけの時間もあるので、その時間を使ったり、病院での待ち時間や検査の時間を使って(これらの時間って、ただ待つのは長いし逆に疲れますよね)自分に無理なく負担をかけずに上手く時間のやりくりしました。

スナップにしてからはボタンの時と比べると凄く早いのと、本人も介護者の私もとてもラクになりました。マジックテープを使った経験談・体験談はこちらに書いてあります。
障がい者の介護現場から!介護用品の下着や服のマジックテープボタンに悪戦苦闘

何かのお役に立てれば嬉しいです
ここまで読んでいただき
ありがとうございました (≧▽≦)

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